生徒の親御さんとの思い出

私は大学生で、アルバイトで塾講師をやっています。
私が働いている塾は、1クラス10人程度の少人数制で、中学生を週2回教えています。
教科は英語と数学を担当していますが、場合によってはその他の教科の指導を行うこともあります。

生徒の親御さんも様々な思いを持って、塾にお子さんを預けています。
主婦のお母さんの方が、働いているお母さんより教育熱心な人が多いように思います。
少し不登校の時期があったある中学3年生の生徒の親御さんは、藁にもすがる思いでお子さんを入塾させたようで、いつも「この子は高校に入れるレベルまでいけるのでしょうか?」と尋ねていました。
この生徒は、全体の授業ではついていけていなかったので、授業の後にもう30分ほど個別で補習をする事を提案しました。
親御さんも賛同してくれて、ふつうは9時に終わって他の生徒が帰る中、その子は9時30分まで補習を行いました。
親御さんは主婦ということもあり、欠かさず9時30分に迎えに来てくれました。

半年ほど続けた結果、その生徒は授業についていけるようになりました。
その後も、親御さんの勧めもあっていつも9時30分まで自習をして帰るようにしていました。
結果その生徒は、志望校に無事合格し、親御さんからも非常に感謝されました。
30分延長のバイト代は出ませんでしたが、塾講師をした中ではかなり良い思い出になりました。